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【男女間賃金格差とDX】とくしまテックウーマン事業から考えるデジタル人材の重要性

今回は、男女間の賃金格差への対策としてデジタル人材の育成に取り組む徳島市の事例を紹介します。

 

世界経済フォーラムが2021年に発表した日本のジェンダーギャップ指数は、156カ国中120位でした。

これは、先進国では最低水準で収入格差や管理職の差なども100位以下です。

 

また、厚生労働省が行った産業別の賃金調査(2021年)によると、20~40代の各業界の平均賃金格差は以下の通りでした。

  • 金融・保険業:16万1000円
  • 製造業:6万5000円
  • 情報通信:4万5000円

この結果から、デジタル人材の男女間の賃金格差は比較的小さいことが分かります。

 

ここに目をつけた徳島市は「とくしま TECH WOMAN(テックウーマン)」事業に取り組んでいます。

この事業では市内の女性を対象に、WebマーケティングやITツールのスキルを身に付ける研修を行っています。

また、1年から1年半の実務経験の機会も提供し、就業や経済的自立までをサポートしています。

 

民間企業にとっても、DX化に対応するために社員のITスキルの獲得は重要なテーマではないでしょうか。

 

DX化と女性の賃金格差解消、二つの課題への対策はITスキルの学びなおしが、カギとなっているかもしれません。